ひとこと（2008年度）


★皆様へ心をこめて・・・・・

　本年は当サイトをご愛顧頂き、心より感謝申し上げます。
　来年度も、宜しくお願い申し上げます。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　占術家佐藤元康

12/31 update

★「お年玉キャンペーン」のお知らせ
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12/24　update

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　学ぶのは、やさしく。内容・クオリティは、しっかり！

　お気軽なお問い合わせを、心よりお待ちしております☆

12/13　update

★「占い通信講座」
　現在、『やさしい周易』準備中です。もうしばらく、お待ち下さい！

10/26＆11/17　update

★「虫の音」
ひぐらしが放つ音色に、幼い時代を蘇らせる日中。
すず虫やまつ虫たちが奏でる声に、思わず立ち止まって耳を澄ます夜。

こんなちょっと素敵なひとときを、感じて・・・。

9/13　update

★ひとことものがたり第5章　「未来のあなたへ」　作：風山

あなたはまだ、生きていますか。
まだ、毎日笑っていますか。
まだ、感動する心を持っていますか。

あなたはまだ、友達を大事にしていますか。
まだ、相手の事を第一に考えていますか。
まだ、間違いを犯したら反省する事をしていますか。
反省したら、改善できるように動いていますか。

あなたはまだ、音楽を聴いていますか。
まだ、映画を観ていますか。
まだ、本を読んでいますか。
まだ、料理を楽しんでいますか。

あなたはまだ、両親の事を考えていますか。
まだ、二人の幸せを願っていますか。
まだ、二人に感謝の心を持っていますか。

あなたはまだ、希望に燃えていますか。
まだ、目標に向かって努力をしていますか。
まだ、最善を尽くしていますか。
まだ、あきらめていませんか。

外見は関係ない。
お金は関係ない。
年齢は関係ない。



あなたはまだ、活きていますか。


作者：風山
　最近、バスケットへの情熱が再燃している25才の男性。大人になっても純粋に好きなものは好きなんだと再確認中。
2008ＮＢＡファイナル直後にケビン・ガーネットが言った、「Anything　is　possible」をよく自分に言い聞かせてます。


監修：占術家 佐藤元康
　占いを学び始めて15年。プロになって11年。向上を目指し毎秒を生きる、己。

7/31　update

★岩手地震の被災に遭われた皆様へ
　心からお見舞いを申し上げます　　占術家佐藤元康

7/24　update

★「メール鑑定　7月限定プレゼント」
通常1件4000円のところ・・・『1件3000円（7/1−31限定）』
何よりお気軽なお問い合わせを、心からお待ちしております☆
※受付は終了致しました。ご依頼、心からありがとうございました。

6/28＆7/1　update

★岩手宮城地震の被害に遭われた方々へ
　心よりお見舞い申し上げます　　占術家佐藤元康

6/15　ｕｐｄａｔｅ

★「入梅に…」
　しとしとじめじめの頃、梅雨。
　ちょうどそのとき、気をつけよう食管理！と思っていた矢先のことでした。

　食中り。
　吐き気と腹痛が遠海のドロ〜ンとした分厚い波のように絶え間なく続く…。
　みるみる体力を奪われ、これでもかと気力を消耗される。

　いやはや、参りました……。苦笑）
　皆様はぜひ、梅雨時は別段のご用心を！！

6/3　update

★中国四川大地震・ミャンマーサイクロン被害に遭われた方々へ
　心からお見舞い申し上げます　　占術家佐藤元康

5/9＆14　update

『蒼の月』
　カタカタカタ............
今日も彼は、パソコンに向かってひたすらに指を動かす。
自分の信じるモノ、体を超えたそのモノに対する熱意のみで指を動かす。
必死の形相である。そして、同時にそれは生の表情である。
世の中にこの表情をできる人は、一体何人いるだろうか。それは、偶然なのか。いや、それは必然。
社会を捉え直し己の個を見つけた者にのみ得られる、至福かつ底抜けに蒼く、孤独の表情。
想像は無限大。夢のなかで彼は草原を駆け、そして、自由になった........。


　電車を降りても、雨は降り続いていた。
穿いているジーンズの裾が真っ黒になるほどの雨の中を、勇一は足早に家路についた。
ポストを見ると、赤と青で縁取られた封筒が目についた。差し出し元はスペインらしい。贈り名に見覚えのある名前があった。
深井京子。数年前、交通事故でなくした勇一の彼女、真理子の妹である。
勇一の脳裏に、あの日の世界がモノクロ写真のように深みある白黒になった瞬間が思い出された。


「勇一さん...お姉ちゃんが..お姉ちゃんが....車にはねられた......。..今、新宿の救急病院で手術をしているけれど、
...かなり危険な状態なの......。」

勇一は、アルバイトで働く物流センターの休憩時間に携帯に残されたメッセージを聞いた。バイト先で勇一が一番信頼を寄せ、
実の兄のように慕う谷崎に事情を告げると、すぐさまタクシーに飛び乗り京子が告げた病院へ向かった。

「京子ちゃん、真理子は！？真理子は！？」
手術室で立ちすくむ京子の肩を揺らしながら、勇一は叫ぶように問いただした。
「勇一さん...お姉ちゃんが..死んじゃったよ.....。」
勇一はその場に膝をつき、ただただうなだれるだけ、だった。


　それからの勇一は、心にぽっかりと穴があいたように毎日を過ごした。たまに、真理子を思い出す事もあったが、思い出す事が
怖いかのように毎日を過ごした。
　真理子が死んでからしばらくした夏の終わり、勇一は谷崎とともに海に行った。新宿駅で待ち合わせ、電車に揺られながら
二人はいろいろな事を話した。時に笑い、時に議論を交わし、そして未来について、本当にいろいろな事を話した。
海についてからは一転して、二人はあまり話す事はなかった。それぞれが気が向けば海に入り、海から出れば砂浜に横になり、
気ままに、だがお互いに気配を感じながら夕日が出る時間まで海にいた。

　帰りがけ、二人は沈みゆく太陽を眺めていた。すると、唐突に谷崎が口を開いた。
「勇一は、根性あるな。」
「え？根性ですか？！」
「ああ、根性だよ。その痩せた体のどこにそんな力があるのか...。お前がウチの会社に入って来てから何気なくお前を観ていたが
お前は根性人間だよ。昼は占いの学校に行って、夜は朝まで肉体労働。普通の人間なら3日も持たない生活だ。しかもお前は、
休憩中も休まずに占いの勉強してるだろ。本当に、根性っていう言葉が陳腐に聞こえるほど、お前を動かす力は何なのか....」
「そうですかねぇ...そんな事ないと思うんですけど....でも、今の自分には、占いしかないんです。占いを、極めていきたいんです。
プロになって、なんというか、生きたいんです。」
と、突然、勇一の頬を涙がこぼれた。ふいに、真理子の事を思い出したのだ。勉強と仕事に明け暮れ心身ともにボロボロになった
勇一を大きく包み込んでくれた真理子。時には喧嘩もした。思ってもいないようなひどい事を怒りに任せて吐き散らした事もある。
谷崎と一日を過ごすうち、今までの記憶が心に満たされ自分の思いを語る事で堰を切ったかのように溢れ出て、そして同時に、
真理子はもういないんだという事が、今初めて勇一の心を打ち抜いた。

勇一は泣いた。ただただ泣いた。
コバルトブルーの海に、まるで浸かっているかのように涙は瞳にたまり、そして、心に開いた穴を満たしていくように流れていった。
「勇一、辛かったろうな。悲しかったろうな。だけどな勇一。俺は何もしてあげられない。お前の悲しみを思いやる事はできるが、
その悲しみを自分のものにする事はできない。勇一、人間っていうのは、個なんだ。色々な個の集合体が社会で、俺たちはこの
社会の中で生きている。個と個は繋がる事はできるが、一つになる事はできない。でもな勇一。自分の信じるモノを見つけた個は
どんな事があっても強く生きていける。真っ直ぐに伸びる竹の様に、青々と自由に風を感じる事ができるんだよ。」


　勇一は部屋に入ると、中の手紙を傷つけないように慎重に封筒を開けた。中には二枚の便箋が入っているが、どうやら違う手紙
らしい。一枚目をみるとそれは京子からの手紙だった。目を通すとそこには京子が一時帰国する事、真理子の遺品を整理している
時に見つけた手紙を同封する事、が記されていた。


勇一へ。

今日で、二人が出会ってちょうど3年だね。
最近はお互い忙しくて、なかなか会う事ができないけれど、私はいつも勇一の事を想っているよ。

勇一は占いの事ばかり考えているけれど、私はそんな勇一が大好きです。
だって、占いの事を考えたり、話しているときの勇一は本当に楽しそうだし（でも、ちょっと怖いときもあるけどね）
生きてるって感じがするんだもん。なにか、勇一だけのモノを手に入れてるみたいだね。

これからもずっと、勇一のそばにいれるといいな。
そしたら、私も自由になれるから。

こんな私でよかったら、またあのオペラシティのベンチで、いろいろ話をしましょう。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　真理子より。


　気がつくと勇一は、初台にいた。
どこをどう歩いて来たのかまったく思い出せないくらいに、手紙を読み終えるとすぐさまオペラシティに向かっていた。
オペラシティはテナントに入っている店こそ変っているようだったが、建物が与える安心感は何も変っていなかった。
真理子は、デートをすると決まって最後にはオペラシティに行きたがった。国立劇場の小ホール入り口付近の水と
照明のコントラストが美しいエントランスの前に3つのベンチがあり、決まってタバコを吸う勇一の為だけかのように
置かれた灰皿がある、真ん中のベンチに二人座るのだった。
二人はここで、いろいろな事を話した。この一週間に起きた事、来週の予定、今までの二人に起きた事の思い出話。
そして、お互いの夢について。不思議な事に、勇一にはこのベンチでの思い出は全てがいいものだった。真理子が
嬉しそうにしている姿しか思い出す事ができない。

　雨はすっかり上がり、夕日が落ち、満月がひっそりとあたりを照らすベンチで勇一は真理子とのある会話を思い出していた。
「ねえ、勇一。勇一は太陽と月、どっちが好き？」
「え？どちらかと言えば、太陽かなぁ...」
「ふーん、私は月が好き。太陽は地球を照らしてくれるけど、月はただ、そこにあるだけ。ただそこにあって、蒼く輝くだけ。
自分の天命と言うか、自分のしたい事をただしているだけ、に見えるから、私は好き。蒼く輝けば輝くほどに、孤独な感じが
するけれど、そこに揺るぎない信念を感じる事があるの。」

　勇一は吸い終わった煙草を灰皿に押し付けると、一人つぶやいた。
「谷崎さん、俺と真理子は一つになれたよ。」

　春の生暖かい梅の香り漂う、雪が残した水たまりばかりの歩道を、勇一はゆっくりと、だがしっかりとした足取りで、家路を歩く。
月はただそこにあり、真っ直ぐに蒼く、輝いていた。


著者：風山
　1982年、鹿児島生まれの男性。趣味は料理。最近は豚汁に夢中。今悩んでいるのは、どうやって魚を食べるか？！
監修：佐藤元康
　197X年、東京生まれ。占術家。愛読書は「易経」

4/1　update

★『蒼の月』　著者：風山
　待望のひとことものがたり第4章。「ひとこと」4/1、Comming　soon!!

3/30　update

★「・・・・・・・・」
　とても苦しいことが起きた、現実。
　全てを放り投げたくなる、感情。
　心の底から参ってしまった、自分。
　悲しさが、一杯…。
　これがまさに、悪循環。
　人の悲しい出来事が徐々に確実に私自身の現実となる。
　その問題達と向き合い戦う、己。
　今回の敵は揃って皆、猛者ども。
　打ち勝ってやる！
　いや、そうではない…勝ち負けではない……。
　自身がもっと強くなればいい、それに尽きる。
　占術家佐藤＝人間佐藤の本性の見せ所！！
　運命を導き開拓する、毎秒今このとき。

3/1　ｕｐｄａｔｅ

★「たかが自分、されど自分…。」
　深く痛く感じた、先日の宵。

2/16　ｕｐｄａｔｅ

★『ひとことものがたり第4章』告知
　「ひとこと」公開予定の、ものがたり第4弾！　皆様…こうご期待下さい♪

1/31　ｕｐｄａｔｅ

☆『謹賀新年』
　あけましておめでとうございます。
　本年度も宜しくお願い申し上げます。　　占術家　佐藤元康

1/1　update


　海で泳ぐことが大好きな占術家